2007年3月27日火曜日

サントリー山崎蒸溜所 @ 大阪/島本町

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山崎蒸溜所 来場証バナー普段ほとんど飲むことなんてないんやけど、せっかくなのでウイスキーの工場見学へ行ってみることにしました。
やって来たのは、日本初のモルトウイスキー蒸溜所であるサントリー山崎蒸溜所
入口入ってすぐのところで受付を済ませ、ひとまずウイスキー館の中へ。
ガイドツアーは、この中の2Fからのスタートになります。
このときは、団体の方たちがいたので、団体さんとそれ以外の2グループに分かれてスタートしました。
私たちのガイドは、中山さん。
ウイスキー館を出て、いざ仕込み・発酵室へ。
はっきりいってウイスキーって何でできてるとかよく知らなかったんですが、なんと原料はビールと同じ大麦なんですね。(^_^;)
なので麦汁作るまでは、ビールと同じ。
その後、ウイスキー用の酵母使って発酵ってことになるようです。
発酵槽には、ステンレス槽以外に木桶槽もあってなんかちょっと不思議な感じでした。
この仕込み・発酵までの工程は、ビール、乙類焼酎、ウイスキーとどれも全く同じだそうで、この後の工程の違いによって分かれていくそうです。
その違う工程っていうのが、蒸溜
ビールには、この蒸溜という工程はないし、乙類焼酎の場合には、1回だけ、そしてウイスキーの場合は、初溜、再溜と2回の蒸溜を行うんだとか……
その蒸溜室へ入るとすごく甘いりんごのような香りが漂っていました。
そこには、こんなポットスチルと呼ばれる面白い形の蒸溜釜が並んでいました。
ポットスチルにもいくつか種類があって、その形の違いによって味わいが違ってくるそうです。
そしてできあがるのが、ニューポットと呼ばれる若いモルトウイスキー。
ウイスキーというぐらいなので、てっきりいつも目にする琥珀色をしてるのかと思いきや、この状態では、焼酎と同じ無色透明。
あのウイスキーの色が付くのは、この後の熟成によってなんだそうです。
ウイスキーの熟成は、樽に詰めて貯蔵庫で保管すること。
この熟成によって、無色透明だったニューポットが樽自体の木の成分なんかと触れ合うことで、あのウイスキーの琥珀色になっていくんですね。
この貯蔵庫は、空調管理などせず、自然な状態に置かれているそうで、そういった気候なんかの変化によってウイスキーらしい味わいが作られていくそうです。
こうしてできたモルト原酒をブレンダーと呼ばれる人が、厳選し、組み合わせることで、ついにウイスキーができあがるそうです。
ホント知らないことばっかり。
でもこれだから工場見学が楽しいんですよねぇ。(^^)
あと試飲もあるからさらに楽しさ倍増。(*^_^*)
今回は、山崎12年と白州12年をそれぞれ水割りとソーダ割りでいただきました。
こんなおつまみたちと共に……
やっぱりビールなんかと違って、お酒って感じ。
ま、ビールもお酒なんですが……(^^ゞ
試飲のときにガイドの方が、「バーなんかで飲めば1杯5,000円くらいはする山崎18年をテイスティングカウンターでは、少しだけど、500円でテイスティングできるので、ぜひ試してみてください。」ってなことをおっしゃってたので、そういうことに弱い私たち、早速、テイスティングしてみちゃうことにしました。
テイスティングをしたのは、その山崎18年と熟成させる前の若いモルトウイスキーのニューポット
あまり飲み慣れてないので、うまく表現できませんが、山崎18年は、ホントしっかり熟成されたって感じがしました。
ニューポットの方は、ちょっとどぎついような味わい。
やっぱり熟成させるとなめらかな感じになっていくんですかねぇ。
ま、酒飲みではない私たちには、ちょっと味わうのに量といい、価格といいちょうどいいテイスティングでありました。
あと山崎蒸溜所インターネット限定優待券ってなものを印刷して持参したら、こんなグラスまでいただいちゃいました。(^^)v
さて次回は、どこに工場見学へ行こうかなぁ。

アサヒビール西宮工場 @ 兵庫/西宮市

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青春18きっぷを使ってどっか行こうということで、工場見学へ行くことにした。
まず行ったのは、アサヒビール西宮工場
現在、スーパードライ20周年ご愛飲感謝イベント「できたてのうまさ、辛口。」実感フェア第2弾
こだわりの「うまい!」樽生ビール体験っていうのをやっていて、特製スーパードライ薄づくりグラスがいただけちゃうので……(^^)
JR西宮駅から歩くこと15分あまりで到着。
さすがに平日ってこともあってか受付をしたときは、先客は2人しかいなかったんやけど、見学スタート前には、子連れのグループがやってきちゃいました。(~_~;)
ガイドは、吉田さんという方で、まずは、映写室にてアサヒビールの取り組みについての映像を鑑賞。
その後、パワーポイントにてスーパードライのうまさの秘密の説明なんかも……
さすがに映像は、北海道工場のときと同じでした。
さて長いエスカレーターに乗って、いざ工場内へ。
まずは、原料の説明。
ビールは、麦芽とホップと水から作られるんですが、日本の場合は、ものによっては、そこに風味を出すためコーンスターチなんかを加えたりもしているそうです。
ただ、ドイツでは、ビールは、麦芽とホップと水のみと決められているそうです。
それから発酵体感シアターへ。
実際の大きさの発酵・熟成タンクを模した中に入って、実際に中に入ったかのようにビールの発酵のようすを体感できます。
ちなみに発酵・熟成タンクは、直径8m、高さ20mで、内容量は、350mlの缶ビールを1日1本飲むとするとなんと4,000年以上もかかるんだとか……(@_@;)
そんなタンクがここ西宮工場には100本以上もあります。
でもアサヒビール工場の中では、7番目の大きさだそうです。
それから大きな釜の中で原料を煮込み、ビールの元となる麦汁をつくつ仕込室を通って、びん詰、缶詰工程へ。
この工程が見ていてとても楽しいんですが、この時間は、メンテナンス中ということで、残念ながら動いてませんでした。(T_T)
ところで、びんを栓する王冠のぎざぎざっていくつあるかご存知ですか??
これって世界共通らしくて、21本のぎざぎざが入っているそうです。
あと工場見学で初めて見れたのが、品質検査の様子。
実際に検査をされる方は、1日に2リットルものビールを飲まれるんだそう。(^_^;)
かなりアルコールに強くないととても味覚の特別なトレーニングを積んだ「官能検査パネリスト」になんかなれないですねぇ。
アサヒビール工場では、原材料の段階から各工程ごとに品質検査を行い、各工程で合格したものを次の工程へ渡すという「太鼓判システム」が実施されているんだそうです。
そんなこんなで、工場見学終了。
最後は、お待ちかねの試飲。(^^)
北海道工場では、事前のランチバイキングがたたって、あまりおいしくいただけなかったので、今日は、しっかり楽しませてもらうことにしました。(爆)
まずは、1杯目。
おつまみクラッカーと燻製チーズとともに……
今回は、こだわりの「うまい!」樽生ビール体験ということで、2杯目以降は、自分で樽生ビールを注ぐことができます。
ちなみに「うまい!樽生ビール」の注ぎ方は、
  1. コックに密着させ、レバーを手前に引く
    グラスを傾けて、グラスの内側にコップを密着させる。
    レバーを手前に引き、ビールがグラスの内側を伝わるように注ぐ。
  2. グラスをおこす
    半分ぐらい注いだところで、コックをグラスにつけたまま、グラスを静におこす。
  3. レバーを戻す
    7分目ぐらいまでビールが入ったら、いったんレバーを戻してビールを止める。
  4. 泡付けをする
    コックの先端を液面から1cm程度離し、レバーを後ろに少し強めに押して泡付けけをする。
    泡付け機能で普通の泡より細かい泡が簡単に作り出せます。
だそうです。
そうして入れたのがこの2杯目。
初めてにしては、なかなかいい感じに注ぐことができました。( ゚Д゚ノノ"☆パチパチパチパチ
同居人は、泡付けのときにレバーを押さず、引いてしまったんで、見事失敗。
ほとんど泡のない状態になってましたが……
ある意味ビールがいっぱいでラッキー!?
私たち的には、この2杯ぐらいでビールは十分って感じなんですが、同居人が注ぐのを失敗したので、再挑戦ということで、3杯目に……
さすがに2度目ということで、同居人も無事成功。
お昼どきに生ビール3杯も飲むことになるとはねぇ。(^^ゞ
一応、ここアサヒビール工場では、適正飲酒ということで、ビールは3杯までとのことなので、最後は、ソフトドリンクで締め。
もちろん今回の目的の特製スーパードライ薄づくりグラスもいただきました。
自宅で使う機会があるのか??って話もあるんですけどね。(^^ゞ
今回、春休みやったからか小さい子供たちがいっぱいやったんやけど、あの親たちって何なんでしょうねぇ。
見学ツアーの間、完全に子供たちは放置状態。
ちょっと注意したらと思うようなことがあっても親たちは、子供たちからいちばん離れたところで、しゃべってるだけ。
ガイドのお姉さんもめちゃガイドしにくそうな感じやったのに……
子供参加の時間を分けて欲しいなぁなんて思った今回の工場見学でありました。